Food Marketing Forum開催レポート

2020年2月4日、恵比寿ガーデンプレイス・The Garden Roomにて、今年で2回目の開催となる当社主催イベント「Food Marketing Forum」を開催しました。

プログラム

●オープニング 主催者挨拶

●基調講演:
キッコーマン食品株式会社様
「オリンピックイヤーに考える和食の未来」

●パネルディスカッション:

  1. ヤマキ株式会社様
    「年に一度の商機を勝機に!旬を味方につけるコミュニケーション戦略」
  2. タイガー魔法瓶株式会社様
    「家電で食卓の悩みを解決!ターゲットの選定と悩みの発見」
  3. サントリーコミュニケーションズ株式会社様
    「モーメントを掴むとは?その瞬間に見せる広告でユーザーが動く」

●クックパッドセッション「2020年プロダクトロードマップ」
●懇親会


「Food Marketing Forum」では、急速に変化する食の業界において、生活者と共創するマーケティングを業界全体で考える機会をつくることを目的とし、先進的な取り組みで業界を牽引されるメーカー様をゲストに招き、基調講演やパネルディスカッションを実施しました。

当日は、食品関連のマーケティングや営業部門に関わる経営幹部やご担当者の方々を中心に、たくさんのお客様に来場いただきました。プログラム内容の一部を紹介します。

※ご登壇者の所属、役職は2020年2月時点のものです。

基調講演:
オリンピックイヤーに考える和食の未来

キッコーマン株式会社 執行役員
キッコーマン食品株式会社 常務執行役員
プロダクト・マネージャー室長
田嶋 康正様

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催は、訪日外国人旅行客のさらなる増加により、旅行時に日本食に触れ、帰国後にまた母国の日本食レストランを訪れるなど、外食を中心に日本食人気の高まりが期待できるチャンスであるとともに、日本の各家庭においても海の日・山の日の連休や夏季休暇のタイミングで、家族揃ってテレビやネットで試合を観戦しながら、一緒に食卓を囲む機会が増えることが予想され、内食・中食にとっても追い風になるだろうと語る田嶋氏。

消費者ニーズとしては、ここ数年急激に増えている共働き世帯や、在宅・事業所外勤務などのテレワーク、定年延長や高齢者再雇用などの働き方改革の影響を受け、料理の作り手として「夫」の参加が求められていることから、誰でも簡単においしく作れる「簡便性」や「健康」といったキーワードが重要であること。フードロス問題・CO2削減・脱プラスチックなどの環境意識の高まりによってエシカル消費の時代を迎え、メニュー・調理法・パッケージに至るまで、環境にやさしい商品が選ばれていくこと。

また一方で、和洋中を融合させたハイブリッドな料理や、意外な組み合わせによる新しいおいしさを求める動きもあり、デジタル化の流れにのって、多様化と均質化を繰り返しながら食は急速なスピードで進化していくであろうとお話されました。

ディスカッション1:
年に一度の商機を勝機に!
旬を味方につけるコミュニケーション戦略

ヤマキ株式会社
家庭用事業部 課長
岡田 太一様

これまで秋冬の時期に「茶碗蒸し」や「うどん」といった定番レシピで上位検索されてきた「白だし」。検索頻度が2番目にあがる春の時期に、使用量UPが狙えて、なおかつ新規ユーザーを獲得できるレシピとして「たけのこご飯」に着目し、検索されやすいキーワードでターゲティングしたことで購入結果や調理実現につながった事例や、秋冬メニューの新たな提案として、「白だし」で手づくりする鍋つゆの訴求をおこなったことで、店頭では鍋コーナーに進出できた事例を説明いただきました。

ディスカッション2:
家電で食卓の悩みを解決!
ターゲットの選定と悩みの発見

タイガー魔法瓶株式会社
ソリューショングループ 広報宣伝チーム
林 優紀様

将来的なスマートキッチン構想を視野に、炊飯以外の調理機能がついた新商品「圧力IH炊飯ジャー炊きたてJPKシリーズ」で、炊飯器調理へのトライに導く施策事例をご紹介。「ほったらかし」「時短」といったキーワードとともに、じっくり火を通すようなメニューを提案し、ユーザーから好反応を得られたことで、市場のポテンシャルや興味関心ポイントを見極めることができたという報告をいただきました。

ディスカッション3:
モーメントを掴むとは?
その瞬間に見せる広告でユーザーが動く

サントリーコミュニケーションズ株式会社
宣伝部 デジタルグループ 課長
馬場 直也様

ボジョレーヌーヴォーの解禁時期に「コト」消費を促すことを目的に、旬を楽しむパーティーの提案としてレシピキャンペーンを実施。買い物前や買い物中にレシピ閲覧しているタイミングを狙って、店頭にもっとも近い広告としてクックパッドメディアを活用。休眠ユーザーへのアプローチとして有効性を感じられる施策だったとのお話でした。

クックパッドセッション:
2020年プロダクトロードマップ

クックパッド株式会社
マーケティングプロダクト開発部 部長
水上 真介

新たな機能や新商品を通じて、ユーザーインサイトやニーズの発見、商品開発、需要創発など、様々なマーケティングのテストならびに発見を行える場としてクックパッドのプラットフォームを成長させていく、というプロダクトの方向性を発表しました。またイベント当日にリリースとなった「FoodClip」についても紹介しました。

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和やかな雰囲気の懇親会

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クックパッドが2020年のトレンドメニューとして予測発表している、台湾の豆乳おかゆ「シェントウジャン」・とろしゅわ食感の「半熟チーズケーキ」をはじめとした、おすすめメニューをケータリングで用意。和やかな雰囲気の中、情報交換の場として皆様に歓談いただきました。

ご来場いただいた方々の
アンケートコメント

●他社の成功事例がとても参考になった
●自社商品が抱えている課題とリンクし、ヒントや気づきを得た
●商品の直接PRではなくユーザーの行動分析に沿った訴求という点が、各社事例に共通していて印象的だった
●クックパッドの新しい広告メニューを知れてよかった


クックパッドでは引き続き、こうしたイベントを企画し皆様のビジネスにおいて少しでも有益な情報がお届けできればと思っています。
残念ながら今回参加いただけなかった方々も、次回の参加をお待ちしています!


text support : Emiko Tanaka



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