
飲料
ネクストミーツが植物性ミルクの「NEXTミルク」を商品化
「NEXT焼⾁」などを手がけるネクストミーツ株式会社が、近年注目を集める植物性ミルク市場に参入。牛乳の代替製品「NEXTミルク」の商品化に成功しました。2021年中の発売が予定されています。
フードテックベンチャーが手がける
植物性ミルク
代替肉の開発研究などを手がけるフードテックベンチャー、ネクストミーツ株式会社が「植物性ミルク」市場に新規参入。植物性タンパクで作った飲料「NEXTミルク」の商品化に成功し、2021年中の発売が予定されています。
ネクストミーツでは、これまで牛肉タイプや鶏肉タイプなどの代替肉をリリースしています。気候変動の影響がより深刻化してきている中、肉だけでなく卵・乳製品などあらゆる動物性食品の代替品を研究・開発。今回新たに動物性乳製品の代替となる植物性ミルクの商品化に成功し、販売に向けた準備が進められています。原材料など詳しい内容は、発売日に一般公開されます。
近年注目を集める植物性ミルク
植物性ミルクは、動物性ミルクの代替品としてだけでなく、環境配慮の観点や栄養価の面からも近年注目を集めています。
代表的なものは、豆乳やアーモンドミルク、ライスミルク、ココナッツミルクなど。オーツ麦から作られるオーツミルクは、アメリカでブームになるなど注目の存在です。
牛乳などの動物性のミルクと異なり、植物性ミルクには、ラクトース(乳糖)やコレステロール、カゼインが含まれていません。そのため乳糖不耐症や牛乳アレルギーを持つ人、ヴィーガンなど多様なバックグラウンドを持つ人々のタンパク源となっています。
また、植物性ミルクは動物性のものと比べ環境負荷が少ないことも、注目を集める理由です。酪農は、動物を育てるための飼料や水、広大な土地、空調管理などの膨大なエネルギーを必要とします。動物の口や鼻から排出されるメタンガスは、温室効果ガスのひとつとして地球温暖化の原因に。地球環境への配慮から、植物性ミルクがサスティナブルな選択として期待されているのです。
日本初のフードテックベンチャー
ネクストミーツ
植物性ミルク市場に参入するネクストミーツ株式会社は、「地球を終わらせない。」を理念に掲げ、子どもたちの明るい未来のために、代替肉で気候変動問題の解決に取り組むベンチャー企業です。これまでに世界初の焼肉用フェイクミート「NEXT焼⾁」シリーズ、100%植物性の⽜丼「NEXT⽜丼」や、鶏肉タイプの代替肉「NEXTチキン」などをリリース。2021年3月には、世界のVegTech企業21に日本企業として唯一選出されました。
気候変動や世界人口急増など、地球規模での食料問題に注目が集まる中、「NEXTミルク」をはじめとする植物ミルク市場では、各メーカーによる商品開発がさらに進んでいきそうです。
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