世界のフィッシュオイル市場が2028年に31億ドル超と予測

世界のフィッシュオイル市場が2028年に31億ドル超と予測

株式会社グローバルインフォメーションが市場調査レポート「フィッシュオイルの世界市場予測(2028年まで):COVID-19の影響、種タイプ別、用途別の分析」の販売をスタート。健康志向の高まりなどから、世界のフィッシュオイル市場は2021年の20億8,739万米ドルから、2028年には31億7,828万米ドルに達するとの予測を発表しました。                         https://www.gii.co.jp/report/tip1059377-fish-oil-market-forecast-covid-impact-global.html

フィッシュオイルとは

フィッシュオイルとはイワシやアジ、サンマ、サバ、マグロなどの青魚から採取される油のこと。主に医薬品、栄養補助食品などとして利用され、日本国内ではソフトカプセルにつめられたサプリメントとしても多く出回っています。オイルは魚の組織から得られるもので、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)など、オメガ3脂肪酸が含まれています。これらは人間の体内で作りだすことができず、生命維持にも重要な栄養素。心臓発作による死亡リスクの低減、危険な心拍の異常、中性脂肪の低下、脳卒中などの健康に良いとされています。

アジア太平洋地域がフィッシュオイル市場を席巻

2020年にアジア太平洋地域が世界のフィッシュオイル市場を席巻し、2021年のフィッシュオイル市場は、20億8,739万米ドルに。CAGR(年平均成長率)は6.2%で成長し、2028年には31億7,828万米ドルに達すると予測されています。アジア太平洋エリアを中心に、今後も市場の成長が見込まれます。

フィッシュオイルの豊富な栄養素が持つ健康上の利点と、生活者の健康意識の高まりは、地域全体で市場の成長を推進しています。これとともに、需要増加につながっているのは、これらの地域の国での慢性疾患の有病率の増加です。例えば、オーストラリアではオーストラリア人の半数が8つの一般的な慢性疾患(がん、心血管疾患、メンタルヘルス状態、関節炎、腰痛や問題、慢性閉塞性肺疾患、喘息、糖尿病)のひとつを持っていると推定されています。こうした背景から、地域全体のフィッシュオイル需要の成長を支援することが期待されています。

医薬品、栄養補助食品のほか、動物栄養にも
フィッシュオイルの幅広い用途

用途としては医薬品、栄養補助食品に加え、動物栄養、ペットフード産業でも使用されるようになってきています。成長促進効果があり、安価なエネルギー源であることから、動物飼料にも使用されています。これとは別に、ペットフードにも使用され、犬の免疫システムを強化するのに役立つほか、癌と戦うのをサポートする役目も果たします。このように、さまざまな産業におけるフィッシュオイルの使用は、市場の成長を推進しています。

種族タイプの洞察

フィッシュオイル市場は魚の種類によって、シロギス、カタクチイワシ、イワシ、カラフトシシャモと、その他に二分されています。2020年、イワシ部門は市場で最も成長率の高い部門となりました。イワシから抽出された油は潤滑油として使用され、主に塗料、ニス、バイオ燃料、リノリウムに使用されています。

高齢化社会、健康志向の高まりにフィット
国内でも注目を集めそう

高齢化社会やコロナ禍などの時代の潮流から、国内でも健康志向が高まり、それに対応した商品も多く登場。フィッシュオイルも市場拡大により、国内のメーカーが新たに参入することも期待されます。
「魚=健康にいい」というイメージを持つ人が多い日本人。フィッシュオイル自体が一般に認知されるようになれば、栄養のあるフィッシュオイルをとるために、より食卓に魚を取り入れる生活者も増えそうです。



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