[さくっとトレンドCheck!]ピスる、アルモンデ、アフヌン、クロフィンって知ってる?

[さくっとトレンドCheck!]ピスる、アルモンデ、アフヌン、クロフィンって知ってる?

最新の食トレンドキーワードがさくっと短時間でわかる「さくっとトレンドCheck!」略して「さくトレ」。日々生まれ続ける食まわりの用語の中から、いま知っておきたい、会話に使えるトレンドキーワードをご紹介。今回は「ピスる」「アルモンデ」「アフヌン」「クロフィン」です。

ピスる

「ピスる」とは「ピスタチオを食べること」の略称。ピスタチオ味のスイーツやお菓子などを食べることを指す動詞です。タピオカブームの際には「タピオカミルクティーを飲むこと」を「タピる」と言っていたように、SNSのハッシュタグ等で使用されるようになりました。

クックパッドでは2018年以降「ピスタチオ」の検索頻度が伸長傾向にありましたが、2022年には数値が落ち込んでいます。しかし2023年はバクラヴァを始め、ピスタチオを多く使用する「中東スイーツ」の流行が予想されており、復調の兆しが見えています。

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※記事掲載時点の集計データです

アルモンデ

「アルモンデ」とは、ご飯の準備などの際に新たに食材を買い足すことなく、自宅にあるもので料理を行うこと。「アルモンデ=あるもので」という意味。
もとは料理写真の投稿アプリから生まれた言葉で、情報番組等で取り上げられて話題に。クックパッドでは2022年11月頃から検索頻度が上昇し、2023年も伸長傾向にあります。

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※記事掲載時点の集計データです

また、物価高騰が続く中、余った食材を有効活用できるとして、節約術の観点からも注目を集める言葉となっています。
アルモンデ以外にも「ノコリモンデ(残り物で)」といった類似の言葉も登場しています。

アフヌン

「アフヌン」とはアフタヌーンティーのことで、「ヌン活」とも呼ばれています。
もとはイギリスの上流階級で始まった文化で、日本では主にホテルのラウンジやカフェで楽しまれているようです。

そもそも「アフヌン(ヌン活)」が人気となった背景としては、コロナ禍での行動制限等の反動で、贅沢したい気持ちや非日常体験が求められていたことが挙げられます。
普段は敷居の高いラグジュアリーホテルであっても、アフタヌーンティーであれば、宿泊やディナーよりも比較的安価で楽しむことができます。贅沢な空間で優雅な時間が過ごせ、また旬のフルーツやスイーツが華やかでSNS映えも抜群です。

そのほかにも、最近では「アフヌン×推し活」として、推しカラーのスイーツや似顔絵プレートが注文でき、新たな楽しみ方も生まれています。

クロフィン

「クロフィン」とはクロワッサン生地をマフィン型に焼いた「クロワッサン×マフィン」のハイブリッドスイーツです。アメリカや韓国で人気に火がつき、コンビニエンスストア大手からも「クロフィン」が発売され、注目度が高まっています。

クックパッドでは冷凍パイシートやホットケーキミックスを使用し、自宅でも比較的簡単に作ることのできるレシピが投稿されています。
クロフィン以外にも、クロワッサンをワッフルメーカーで焼いた「クロッフル」や、パイシートをカヌレ型で焼いた「パヌレ」など、さまざまなハイブリッドスイーツが登場しています。



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