![[さくっとトレンドCheck!]パネトーネ、グルメガチャ、進化系カヌレ、ソバーキュリアス、チメクって知ってる?](/files/cache/2f805c3c7af580dc8561c124c8c03d3e_f6992.jpg)
食トレンド
[さくっとトレンドCheck!]パネトーネ、グルメガチャ、進化系カヌレ、ソバーキュリアス、チメクって知ってる?
最新の食トレンドキーワードがさくっと短時間でわかる「さくっとトレンドCheck!」略して「さくトレ」。日々生まれ続ける食まわりの用語の中から、いま知っておきたい、会話に使えるトレンドキーワードをご紹介。今回は「パネトーネ」「ガチャ(グルメガチャ)」「進化系カヌレ」「ソバーキュリアス」「チメク」です。
パネトーネ
「パネトーネ」とは、イタリア・ミラノの伝統的な発酵菓子パンで「パネットーネ」とも呼びます。卵やバターを贅沢に生地に使い、ドライフルーツを入れて焼き上げた菓子パンで、「パネトーネ種」という特別な酵母を使用して作るのが特徴です。
「パネトーネ種」を使用することで日持ちがよくなり、イタリアではクリスマスの4週間前から少しずつカットして食べる風習があります。
2023年のトレンド予測として各種メディアで取り上げられるなど、知名度が急拡大中のパネトーネ。スーパーなど身近な場所で見かけるようになったクリスマス時期の伝統菓子「シュトーレン」と同じように、パネトーネも身近な場所で見かける機会が増えそうです。
ガチャ(グルメガチャ)
「ガチャ」とは、元々はカプセルトイを販売する形式のことで、「ガチャガチャ」や「ガチャポン」などとも呼ばれています。「親ガチャ」という言葉が流行語大賞にノミネートされるなど、出てくるまで中身がなにかわからないことから、自分では選択することの出来ない状況のことを指す言葉として、「◯◯ガチャ」というような使われ方をするようになりました。
近年、食業界では「肉ガチャ」や「キャビアガチャ」など、何が当たるかわからないことをポジティブに捉えた、エンタメ性の高い自動販売機が話題となっています。
また、売れ残ってしまった商品を値下げし、「ガチャ」として販売することで食品ロス削減に繋げるなど、食品ガチャの幅はどんどん広がりをみせており、SDGsに向けた取り組みもされています。
販売店側としては、24時間無人で販売できるため人件費を削減でき、購入者側もそのエンタメ性を楽しめるとして、「グルメガチャ」は双方に魅力があるようです。
進化系カヌレ
「進化系カヌレ」とは、カヌレに生クリームをいれた生カヌレやカヌレをデコレーションしたもの、カヌレにフレーバーを追加したもの以外にも、「パヌレ」や「シュヌレ」といった、カヌレ型を使用してカヌレのシルエットやサイズ感を表現したスイーツのことを指します。
引き続きメディアで取り上げられることが多く、2023年も「カヌレ」人気は続くと予想されます。
パヌレ
パヌレとは、「カヌレ型を使用した、パイ生地のお菓子」のことで「カヌレ×パイ生地」のハイブリットスイーツです。中身はあんこやクリームなどさまざまで、サクサクとした食感が特徴。
【100均シリコン型】さくらパヌレ by はゆなるさん
https://cookpad.com/recipe/7437592
シュヌレ
シュヌレとは、「カヌレ型で焼いたシュークリーム」のことで「カヌレ×シュークリーム」のハイブリットスイーツです。型に入れて焼くことで、通常のシュークリームとは異なる食感が楽しめます。
レンジdeシュヌレ【シュー×カヌレ】 by ♪♪maron♪♪さん
https://cookpad.com/recipe/7457193
ソバーキュリアス
「ソバーキュリアス」とは、「Sober(しらふ)×Curious(好奇心が強い)」を組み合わせた造語で、「あえてお酒を飲まないこと」を指します。
若者のあいだではアルコール離れが進行しており、ノンアルコール飲料や微アルコール飲料が近年ブームとなっています。体質的にお酒が飲めないのではなく、心身の健康を考えて、飲まない(飲むとしても少しだけ楽しむ)ことを選択している人が増えているようです。
お酒を飲みたいけど飲まないという禁酒とは大きく異なり、ポジティブな感情で飲まないことを選択しており、ソバーキュリアスを実践する人のことを「ソバキュリアン」と呼びます。
また、新型コロナウイルスの影響で飲み会の機会が減ったことも、このブームの後押しになったと考えられます。
チメク(치맥)
「チメク(치맥)」とは、韓国語の「チキン(치킨)×ビール(맥주/メクチュ)」を組み合わせた造語です。韓国ではチキン専門店がたくさんあり、韓国ドラマでも日常の食事として取り上げられています。
「ビールに合うおつまみ」の代表としてチキンがあり、「大邱チメクフェスティバル」というチメクのイベントが開催されるなど、「チメク」は韓国の食文化に根付いた言葉のようです。
日本でも、近年の韓国ブームの影響で韓国のチキン専門店が増えてきていることから、「チメク」という言葉も徐々に認知度が広まってきています。
この記事が気に入ったらフォロー
ニュースレター登録で最新情報をお届けします!
著者情報

- FoodClip
- 「食マーケティングの解像度をあげる」をコンセプトに、市場の動向やトレンドを発信する専門メディア。
月2-4回配信されるニュースレターにぜひご登録ください。
登録はこちら>>> https://foodclip.cookpad.com/newsletter/
twitter : https://twitter.com/foodclip