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食トレンド
[さくっとトレンドCheck!]ニューヨークロール、ターキッシュデライト、モクテル、食のアップサイクルって知ってる?
最新の食トレンドキーワードがさくっと短時間でわかる「さくっとトレンドCheck!」略して「さくトレ」。日々生まれ続ける食まわりの用語の中から、いま知っておきたい、会話に使えるトレンドキーワードをご紹介。今回は「ニューヨークロール/シュプリーム風クロワッサン」「ターキッシュデライト(ロクム)」「モクテル」「食のアップサイクル」です。
ニューヨークロール/シュプリーム風クロワッサン
ニューヨークロールとは、デニッシュ生地を丸く成形し焼き上げた甘いパンのことで、日本ではシュプリーム風クロワッサンとも呼ばれています。
ニューヨークの「Lafayette Grand Café & Bakery(ラファイエット・グランドカフェ&ベーカリー)」がブームの火付け役となっており、そこでは「ザ・シュプリーム」という名前で販売されているため、「シュプリーム風」と日本では表記されることが多いようです。アメリカの人気レビューサイト「Yelp」の2023年トレンド予測にも選出されており、日本でもブームの兆しがあります。
また、ニューヨークロールの中にはクリームが入っており、お店によって味の種類はさまざま。外側はチョコレートなどでデコレーションを加えており、SNS映え必至です。
ターキッシュデライト(ロクム)
ターキッシュデライトとは、「トルコの喜び(Turkish Delight)」という意味をもつ、トルコの伝統菓子のこと。トルコ語では「ロクム」と呼ばれています。宝石のような見た目が特徴的で、業務スーパーやネット通販などでも販売されるようになり、知名度が拡大していると考えられます。
材料は主に、砂糖・コーンスターチ・水とシンプル。クックパッドでは2023年4月時点で9品のレシピ投稿があり、まだ投稿は少ないながらも、家庭で調理されていることがわかります。
また、暫定値ではありますが、2023年現時点ではクックパッドの検索頻度は伸長傾向。昨年話題となった「琥珀糖」のように、その華やかな見た目も支持されるポイントとなっているようです。
今年はバクラヴァを始め、中東スイーツにブームの兆しがあり、今後も注目度がアップする可能性があります。
トルコのロクムLOKUM by malletさん
https://cookpad.com/recipe/3738004
モクテル
モクテルとは、見せかけ、真似たなどを意味する「mock(モック)」と「cocktail(カクテル)」を組み合わせた造語で、新しいノンアルコールカクテルの呼び方。イギリスで生まれた言葉ですが、日本を含め、世界でも認知度が拡大しています。
果物やシロップ、ソーダやトニックなどをカクテルと同じ手法を用い、ブレンドすることで複雑な味わいを表現。アルコール不使用のため、お酒が飲めない人(苦手な人)はもちろん、ドライブ中などアルコールが飲めないときにも、雰囲気を楽しめるのが魅力の一つ。
また、ソバーキュリアスのように、お酒をあえて飲まないというスタイルも近年広まりを見せており、モクテルの認知拡大の後押しになっていると考えられます。
食のアップサイクル
アップサイクルとは、廃棄される予定であったものに、新たな付加価値を持たせることで別の製品へと生まれ変わらせ、再生させることを指す言葉です。
食業界にもその意識が広まっており、「食のアップサイクル」はアメリカの人気レシピ雑誌「Eating Well」が選ぶ2023年食のトレンド予測にも選出されています。
廃棄予定だったパンや米を再利用して、ピルスナースタイルの発泡酒を開発したシンガポールのフードテック企業であるCRUST JAPAN株式会社や、製造過程で出た甘酒と規格外フルーツで作ったジェラートを販売するマルテンフーズ株式会社など、さまざまな企業が食のアップサイクルに取り組んでいます。
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