
生鮮
食材から育てる暮らし方「Farm to Table」
いつでもどこでも誰にでも野菜を育てられるプラットフォーム『grow』を展開するプランティオ株式会社が、野菜栽培の悩みをテクノロジーとコミュニティによって解決するサービスの提供とアイテム販売を新たにスタート。今や海外ではスタンダードとなっている「Farm to Table」を提案しています。
ニューノーマル時代へ家庭菜園をアップデート
コロナ禍でおうち時間が増えたことにより、家庭菜園を始めたという人も多いようです。一方で、始めてみないとわからないことや、面倒なこと、上手くいかないことも多く、野菜栽培経験者の約6割が挫折をする、というデータもあります。
こうした中、自宅のベランダやビルの屋上、マンションの一室などを畑にして、野菜がいつでもどこでも誰にでも育てられるプラットフォーム『grow』を展開する、プランティオ株式会社が、野菜栽培の不安や疑問をテクノロジーとコミュニティによって解決するサービスとともに、サポートアイテムの販売をスタートさせました。
海外で始める人が増えている「Farm to Table」を日本のライフスタイルに合う形にアレンジし、家族や親しい人とつながりながら、地球環境や社会課題の視点を通じて、家の中に農と食の循環を作り出す新しい暮らし方「Farm to Table」の実現を後押ししています。
withコロナ時代の野菜栽培を反映する数字
外出自粛期間中に、家庭菜園デビューをした(現在家庭菜園実施者のうち):29.6%
今後も家庭菜園を続けたい(現在家庭菜園実施者のうち):96.2%
外出自粛期間中に、食生活の変化を感じた:85.5%
(調理頻度が増えた、生鮮食料品を買う量の増加など)
引用元:タキイ種苗(株)「2020年度 野菜と家庭菜園に関する調査」
https://www.takii.co.jp/info/news_200821.html
Farm to Tableとは…
世界の食の1/3がフードロスで消えています。一方で、毎日の食べ物に困っている人は、世界に8億人いるとも言われています。その根本原因は「生産」と「消費」が離れていること。ならばその生産と消費を一致させる、つまり「育てて食べる」を同じ場所でおこなえばいいのではないか?
世界最大級の市民農園があるパリをはじめ、世界中では生活に定着しつつあるFarm to Table。農と食が一体化したこのスタイルが、海外では、もはやスタンダードになりつつあります。そしてコロナ禍の日本においても、家で過ごす時間が増え、Farm to Tableを生活に取り入れる人が少しずつ増えています。
育てる楽しさと食べる喜び、育ててみないとわからない発見と驚き。野菜栽培は、エシカル時代の持続可能なエンターテインメントになるはずと、それが『grow』が提案するFarm to Tableのスタイルなのだそう。ベランダとキッチンが、Farm to Tableでつながります。
ゆるく始められて、
自分にも家族にも地球にもうれしい
『grow』のFarm to Tableは、ただ野菜栽培を楽しむだけでなく、地球に優しい素材でできたプランター、自家採種可能なタネが採れるタネ、キッチンから出た生ごみを堆肥に変えるコンポスト、取得した栽培データをAIが自動学習してくれるIoTセンサーなど、サステナブルなアイテムで持続可能な農と食の循環を推奨しています。
そして『grow』は、先ず実際に野菜を育ててみることで、野菜について知らなかった発見や驚きがたくさん得られると背中を押します。完全完熟の真っ赤なトマトが、スーパーで買ういつものトマトとは格段に味が違うことや、キュウリは緑色を通り越すと黄色く爽やかな味になることなど。実は、江戸時代に食べられていたのも、黄色いキュウリだったのだとか。
子どもの食育はもちろん大人も、ベランダで野菜を育ててみることで知れる、奥深いFarm to Tableを体験してみてはいかがでしょう。
「Farm to Table」のサービス内容
1.無料WEB診断
野菜栽培に意欲的な意見がある一方、野菜栽培を一度経験した人のうち6割が挫折するというデータもあります。野菜を育てるには、日々の水やりや間引き、時間がなくて面倒、実が付かない、枯らしてしまったなどの理由から挫折する人が多いのもまた事実です。
『grow』公式ブランドサイトでは、自分にぴったりの野菜の育て方を見つけるための無料WEB診断が可能です。4~6つの設問に回答するだけで、どんなツールを揃えたらよいのか、環境や季節にあった野菜のタネなどがリコメンドされます。
特に今の季節、屋外での野菜栽培は、日照量や温度の影響で野菜にとっては厳しい環境になりがち。自宅の環境を診断することで、無理なく野菜が栽培でき、収穫を楽しむ方法がわかります。
2.野菜のタネ、ツール、アイテムの販売
オンラインストアでは、固定種・在来種のタネが販売されています。固定種・在来種は自家採種可能な種なので次の季節に再びタネをまいて、いのちをつなぐことができるタネ。また、野菜栽培を始めるときに必要な、プランターや土、屋内栽培に欠かせないLEDライトや水受皿など、栽培環境にあわせたツールが用意されています。
3.アプリでナビゲーションと栽培アドバイスが届く
専用アプリ「grow GO」をダウンロードすると、タネを蒔いた日と栽培地域の位置情報から収穫時期を予測し、栽培ステージに合わせたお手入れ方法が通知されます。栽培中の悩みをチャット感覚で専門家や栽培仲間に相談できたり、育てている野菜にぴったりのレシピが届いたりとサポートも安心。
4.収穫した野菜を食べる、オンラインワークショップ
収穫した野菜は、家族や親しい友人と楽しく食べたいもの。今ではあまり知られていない野菜のトリビア、古来より楽しまれてきた、その野菜独自の食べ方やとっておきのレシピが届いたりと、アプリ内のコミュニティに登録すると、栽培している野菜に合わせたオンラインワークショップも参加可能。
▶公式サイトはこちら:https://grow.plantio.com/
著者情報

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