廃棄寸前の食材に新たな価値を加え、フードロス削減へ

廃棄寸前の食材に新たな価値を加え、フードロス削減へ

おやつのD2Cブランド「スナックミー」が、卸販売することができず廃棄処分されてしまうアーモンドを使用した「アップクランチナッツ」の販売を開始。また同時に、おやつの商品パッケージをプラスチック容器からトウモロコシ由来のでんぷんを主原料とする新容器に切り替えるなど、食糧問題・環境問題へ積極的に取り組んでいます。

卸販売ができなくなったアーモンドに
新たな価値を

「新しいおやつ体験を創造し、おやつの時間の価値を高める」をミッションに掲げ、テクノロジーやインターネットを活用し、「お菓子」という「モノ」ではなく「おやつ」という「体験」を提供することを目指して設立された株式会社スナックミー。

同社では、新型コロナウイルス感染症拡大によって出荷先を失い、全て廃棄処分となる予定だった、スペインの希少なアーモンド品種「ラルゲタアーモンド」を使用した新商品を開発。行き場を失っていた大量のアーモンドに新たな価値を加え(アップサイクル)、「アップクランチナッツ」として販売を開始しました。

希少アーモンド品種をふんだんに使った
「アップクランチナッツ」

 

今回発売された「アップクランチナッツ」は、マルコナアーモンドと並ぶスペインの希少なアーモンド品種「ラルゲタ」に、オートミールを混ぜてベースにした、ザクザクと歯触りのよいおやつ。ラルゲタアーモンドの濃厚さと、はちみつやてんさい糖、塩がミックスされた、深みのある甘じょっぱさが魅力です。砕いてグラノーラにしたり、コーヒー・紅茶と一緒におやつタイムにも楽しめます。

トウモロコシ由来のでんぷんを使用した
新パッケージに変更

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また同社では、プラスチック容器をもっと削減できないかという顧客の声から、食品の保存性と環境対応を両立できる方法を模索。おやつのパッケージを従来のプラスチック容器からトウモロコシ由来のでんぷんを主原料とする新容器へと変更しました。

トウモロコシ由来のでんぷんを主原料とするトレーを、品質保持性に優れたガスバリア性のある素材で包装することで、プラスチック削減が実現可能に。今回の変更によって、パッケージ全体のプラスチック使用量を40%以上削減し、容器燃料時の温室効果ガスである二酸化炭素排出量は、従来の容器と比べ50%以上削減できるとしています。


▶公式サイト:https://snaq.me/


食品業界各社において、食糧問題や環境活動への取り組み強化がみられます。そうした社会全体が抱える課題解決へ向けた取り組みは、社会貢献だけにとどまらず、思いもよらない新たな商品やサービスを誕生させるきっかけとなり、さらには新たな顧客の獲得にも繫がっていくのかもしれません。





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