免疫力UPは健康の要!花粉症タイプ別のおすすめ食材

免疫力UPは健康の要!花粉症タイプ別のおすすめ食材

身体には良さそうだけど、なんだか難しそうなイメージの強い薬膳。実は、基本的な考え方に沿って身近にある食材を取り入れながら、食事のバランスを整えるだけでもいいんです。忙しいビジネスマンにこそ知ってほしい薬膳のポイントを解りやすくご紹介。今回は、春のお悩みとして多い花粉症対策のアドバイスです。

前回記事はこちら:https://foodclip.cookpad.com/6577/

ムズムズやカユカユに簡単薬膳で花粉症対策

柔らかい日差しが心地よい季節。花も咲き始めて春の足音が聞こえてくると同時に、悩まされる方が多くなるのが「花粉症」です。

一言で花粉症といっても、鼻水が止まらない、目がかゆいなど症状は人それぞれ。
薬膳では、その人のタイプに合わせた食材を取り入れることで対策を図ります。すぐに実践できる簡単薬膳で春を快適に過ごしましょう!

今日からできる、花粉症対策

先ずは、ご自身にどんな症状が出ているのか? チェックしてみてくださいね。


冷えタイプ

・鼻がつまる
・くしゃみが出る
・寒気がする
・さらさらの鼻水が出る

こんな症状が気になるあなたは、身体が冷えることで花粉症がより重くなるタイプ。身体を温める「ネギ」「ショウガ」をオススメします。

スープやお味噌汁に入れるなどして、ちょこちょこ取り入れましょう。「しそ」も寒さを蹴散らす味方です!ご飯に「ゆかり」をふりかけたり、「しそ」入りのメニューを積極的に摂りましょう。メインディッシュは「鮭」や「海老」をどうぞ。

そして、この時期は身体を冷やす生野菜サラダやお造りは控えてくださいね。「マンゴー」など夏においしい果物も要注意。厳しいようですが、冷たいドリンクやアイスもご法度です。せっかく温め効果のある食材を食べても、身体を冷やす食材や食べ方では効果を打ち消しあってしまいますよ!


熱タイプ

・目がかゆい
・充血する
・やたらと喉がかわく
・粘りのある鼻水が出る

こんな症状が気になるあなたは、身体に熱がこもることで花粉症がより重くなるタイプ。
余分な熱を冷ます「ごぼう」をおかずにどうぞ。きんぴらごぼうや煮物など、小鉢メニューで取り入れましょう。

生の「大根」も熱さまし効果が強い食材。おろし蕎麦や大根サラダなど生食推奨です。サラダつながりで「トマト」や「きゅうり」もオススメ。メインディッシュは「たこ」を!
海鮮炒めやお寿司のネタなど、意外と外食メニューでも見つかります。

またこの時期に控えたいのは揚げ物や辛い物など、熱を生む、もしくは溜め込む食材です。カユカユが悪化してしまうので、しばらくは蒸す・茹でるなどヘルシーな調理法を選んでくださいね。お酒が好きな方も、この時期ばかりはグッと我慢です。

全タイプにオススメ!免疫力を高める薬膳

そもそも、なぜ花粉症でさまざまな症状が出るのでしょう?
薬膳を含む中医学では、バリア機能である「気」がさまざまな外部の刺激から身体を守っていると考えます。「気」が不足し免疫力が下がると、アレルギー物質が体内に侵入しアレルギー症状が出てしまう…つまり、花粉症の症状が現れるんですね。

また、呼吸器を司る「肺」の強化も花粉症対策の重要ポイント。そこで、「冷えタイプ」にも「熱タイプ」にも、まだ花粉症が出ていない方にも、ぜひ実践していただきたいのが免疫力をアップさせる薬膳です。健康の要と言っても過言ではない免疫力、毎日のパフォーマンスを維持するためにも、意識して強化することをオススメします。

まず、これだけ覚えておいてほしい!という食材が「豆類」「イモ類」「きのこ類」です。
この3種類は「気」を司る「脾」をパワーアップさせる頼もしい食材。こまめに取り入れることで、身体のバリア機能を強化してくれます。

また「気」を充実させることは、健やかな毎日を送るための重要なポイント。朝からだるい、なんだかやる気が出ない、ご飯を食べたらすぐ横になりたい、という方にもオススメです。

次は、「肺」の強化について。呼吸器と聞いて思い浮かべる鼻やのど、また皮ふや免疫機能とも関連が深い臓器です。「肺」は乾燥を嫌うので、「牛乳」「ゆり根」「豆腐」などの白い食材や「はちみつ」で潤いを与えましょう。

そして潤いキープには、冷やさないことも大切です。日差しは暖かいけれど、実はまだまだ気温が低いこの時期。お出かけの際は暖かい服装を心がけてくださいね。ドリンクも温かいものをいただきましょう。

花粉症対策に取り入れたい食材たち

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花粉症のお悩み別に選びたい食材、身体のバリア機能アップを助ける「脾」「肺」を強化する食材をご紹介します。今日何食べようかな?そんな時にご活用ください。

【野菜編】
冷えタイプ:ネギ、ショウガ、ニラ、しそ、春菊
熱タイプ:ごぼう、たけのこ、大根、トマト、きゅうり
脾:大豆、さやいんげん、さといも、さつまいも、まいたけ、しいたけ
肺:ゆり根、大根、レンコン、白ごま

【肉・魚介類編】
冷えタイプ:鮭、海老、牛肉
熱タイプ:たこ、馬肉、豚肉
脾:白身魚、鶏肉
肺:豚肉、鴨肉、いか、牡蠣

【ドリンク編】
冷えタイプ:紅茶
熱タイプ:緑茶、菊花茶(なければカモミールティー)
脾:はとむぎ茶、黒豆茶
肺:牛乳、豆乳

簡単薬膳で春を快適に!

ぽかぽかの日差し、芽吹きはじめた草木…春を満喫するあなたの前に立ちはだかる花粉症。
年度末が近づき毎日がさらに慌ただしくなる季節でもありますね。そして、今年の春は換気のため窓の開け閉めが例年より多くなるかもしれません。

季節を楽しむためにも、仕事に集中するためにも、毎日を元気に過ごすためにも、ぜひ食事や間食、ブレイクタイムで薬膳の知識を取り入れてください。食べ方・食べ物を変えるだけで、きっとあなたの助けになります。難しいことは一切なし!コンビニや外食でも実践できる簡単薬膳で、春を快適に過ごしましょう。





著者プロフィール

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Biz薬膳アドバイザー 安藤穂奈実
「食で人生を切り開く」をモットーに、Biz薬膳アドバイザーとして活動中。
ビジネスマンに向けて仕事で成果を出すための簡単に取り入れられる薬膳を伝える他、マンツーマンの食生活サポートも。