買い物代行のサービス増、利用方法とおすすめ4選を紹介

買い物代行のサービス増、利用方法とおすすめ4選を紹介

食料品や日用品が不足しているのに、買い出しへ行けない。そんな悩みを解決するのが、買い物代行サービスです。ニーズの高まりから物流会社やタクシー会社も参入してきました。選択肢が広がり、ますます期待が高まる買い物代行について詳しく紹介します。

食料品や日用品が不足しているのに、時間がなかったり、店が遠かったりして、なかなか買い出しに行けない。そんな悩みを解決するのが、買い物代行サービスです。新型コロナウイルスの影響により外出自粛が求められるなか、買い物代行サービスの利用者が増加傾向にあります。

これまで買い物代行は、一般的に、家事代行サービスのひとつとして提供されていました。しかし、ニーズの高まっている現在は、物流会社やタクシー会社による買い物代行サービスも広がっています。選択肢が広がり、ますます便利に使えるようになった買い物代行サービスについて、詳しく紹介します。

買い物代行とは

買い物代行とは、依頼主に代わって買い物をするサービスのことです。事情があって買い物に出かけられない人や、時間のない人に便利なサービスです。指定した買い物リストにしたがって、販売店や代理スタッフが買い物をし、指定場所まで届けます。

代行業者によっては複数店舗の買いまわりにも対応し、細かい依頼にも対応しています。依頼当日の配達も可能で、オンラインショップや生協の宅配などと比べて、タイムラグが少ないのもメリットといえるでしょう。依頼できる内容は、消耗品や食材といった日常品の買い物はもちろん、自宅から遠い店舗で販売されているものや地域限定品などの購入にも対応しています。

買い物代行のメリットとデメリット

買い物代行サービスの利用者にとって、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。まずはメリットからみていきましょう。


買い物代行のメリット1:効率化
買い物にかかる時間と手間を省くことができるため、買い物をする時間を別な用事に振り当てて、限られた時間を有効に使える。

買い物代行のメリット2:節約効果
買い物品をリストにすることで、必要なものが整理され、ムダな買い物や衝動買いを減らせる。

買い物代行のメリット3:安心感がある
高齢者や妊婦、小さな子どものいる家庭など、なかなか買い物に出かけられない人に代わり、人を介した買い物が可能。


一方で、以下のようなデメリットもあります。

買い物代行のデメリット1:現物を見ることができない
現物を直接見て購入できないため、受け取るまで商品の状態への不安がある。

買い物代行のデメリット2:自宅待機が必要
買い物した商品の受け渡しや精算が必要なため、自宅や指定場所で待機する必要がある。ただし、「置き配」のシステムがある業者もある。

買い物代行のデメリット3:タイムラグがある
通販による購入と比べると早く到着するが、自分で買い物に行くことを考えると、いますぐ必要なものがあっても、受け取りまで時間がかかる。

買い物代行サービスの種類

8450_image01.jpg

買い物代行には、大きく分けて行政が提供するサービスと、民間事業の2種類があります。

行政が主導する買い物代行サービスは、地域サービスの一環として自治体・商工会などがおこなっているケースがほとんどで、主に高齢者世帯に対して実施されます。見守りの意味合いも兼ねながら、ボランティアや地域の商店が対応することもあります。

民間事業としては、家事代行サービス業者や、福祉系の特定非営利活動法人(NPO法人)による提供が多くみられます。最近では高齢化や女性の社会進出、さらにコロナ禍の影響によって、買い物代行へのニーズが高まっており、異業種による新規参入も増えてきました。

例えば、タクシー会社や物流会社が、本業である運送業務の一環として新規参入しており、家具や大型家電にも対応するといったサービスも見られます。また、買い物代行業に参入するカラオケチェーンも出てきており、今後利用者の選択肢がますます広がることが考えられます。

他にも、「お友達宅配」「PickGo 買い物サービス」のように、スマートフォンアプリを活用したサービスもあり、より便利な仕組みが整いつつあるのです。

さまざまな人にとって優しいサービス

8450_image02.jpg

高齢者世帯や病気・ケガなどで買い物に行くことが体力的につらいという場合や、妊婦や小さな子どもがいる家庭にとって、毎日の必需品が自宅に届くのはありがたいサービスです。

また仕事で帰宅時間が遅いなどで、店の営業時間内にゆっくりと買い物ができない人にも、買い物代行はとても便利です。近くにスーパーがない、かさばるものや重たい物を買いたいが運ぶ手段がないという場合も、気軽に利用できる買い物代行が役立ちます。

買い物代行サービス利用の流れ

では、実際に買い物代行サービスを利用するには、どのような手続きが必要なのでしょうか。具体的な利用方法や費用の相場を見てみましょう。

買い物代行サービスをおこなっている業者はさまざまあり、利用する方法やプランによって手続きは異なります。大まかな流れとして、一般的な家事代行サービスとアプリを利用するケースのふたつをまとめます。


家事代行サービスやタクシー会社などを利用する場合

  1. 事前登録
    利用の前に、名前や住所を記入した申請フォームやメールで利用者登録をします。業者によっては事前登録が不要の場合もあります。
  2. 利用申請
    利用を希望する日時を指定し、利用申請をします。申請はWeb画面や電話・Faxからおこない、申請時に買い物リストを送信するというシステムも見られます。
  3. 買い物代行業者に電話、Fax、メールまたはフォームで買い物内容を通知します。
  4. 自宅・指定場所に商品が配達されます。
  5. 費用の清算
    配達を受けた商品の代金を清算します。清算方法は各サービスによって異なり、現金手渡し、登録した口座から利用料金とともに引き落としされるなど、さまざまです。

アプリ系の場合

  1. 買い物代行サービス専用のアプリをダウンロードし、使い方を確認します。
  2. 購入場所となる店と商品を選びます。
  3. 届けてほしい時間を指定します。
  4. 詳しい住所や氏名、電話番号を登録して依頼します。
  5. 配送パートナーが配達します。

サービスの費用相場

8450_image03.jpg

買い物代行サービスにかかる費用は、サービスを提供する業者によって異なります。例えば、家事代行サービス業者を利用する場合、買い物代行も掃除や調理といった家事代行の一部とみなされます。家事代行の一環として依頼する場合、1時間あたり 2,000円から3,000円が相場です。

買い物代行を専門に提供している業者の場合は、一般的に商品代金の支払いに加えて、登録料や代行手数料、配送料などが設定されています。大まかな相場として、1件あたり2,000円から4,000円を想定しておくとよいでしょう。事前の年間登録や定期利用をすると割引きとなるサービスもあるため、お得に利用したい人や日常的に利用したい人にはおすすめです。
アプリ系の場合では、配送距離によって配送費が変わるケースがあります。

おすすめサービス4選

おすすめの買い物代行サービスを4つ紹介します。


買い物代行コンシェルジュ「honestbee」

「honestbee」はシンガポール発の、「生鮮食品・日用品と有名レストランの料理を配達するオンライン買い物代行コンシェルジュサービス」です。アプリからユーザーの注文を受けると、スタッフが買物を代行し、最短で1時間以内に、希望の場所まで届けます。
コストコのように年会費がかかる店舗での買い物も、登録不要で利用できることも魅力のひとつです。最低購入金額は2,000円以上で、利用料金は全国一律、コンシェルジュ料金490円+配送料490円がかかります。


買い物代行オーケー「お友達宅配」

オーケー「お友達宅配」はお買い物を助け合い、支え合うというコンセプトで、関東でチェーン展開しているディスカウントスーパー「オーケー」が提供しているサービスです。登録者は互いにオーケーアプリでつながり、買い物を依頼したり買い物のお手伝いをしたりできます。
宅配手数料は合計金額の5%です。合計金額10,000円未満の場合の買い物代行手数料は、 一律500円です。(2021年3月19日でサービス終了予定)


カジー

家事代行の「カジ―」では、サービスの一環として買い物代行も提供しています。調理代行も依頼できるので、希望するメニューを用意してもらうために、必要な食材の買い出しから依頼することも可能です。
サービス利用時間は8時から20時まで、料金は1時間あたり2,409円からとなります。定期利用のほか、単発での利用も可能です。買い物代行は有料オプションとなるため、1回あたり 1,650円の別途料金が発生します。


国際自動車買い物代行サービス

国際自動車(kmタクシー)では、タクシードライバーによる買い物代行サービスを提供しています。タクシードライバーが依頼内容にしたがい、依頼者の代わりに買い物をして自宅やオフィスに商品を届けるシステムです。
サービスを利用できるのは、東京都港区、目黒区、渋谷区、新宿区、世田谷区、品川区の6エリア。利用料金は最初の60分が3,000円、以降10分毎に500円追加となり、配送と精算時間も料金対象に含まれます。


※上記4つのサービスは2021年2月現在の内容となります

社会ニーズに応える買い物代行サービスに注目

高齢化社会、コロナ禍の影響で、買い物代行のニーズは急速に高まっています。環境や時間、健康上の理由で、買い物に行くことが難しいという家庭は少なくありません。買い物代行は、そうした不便を解消できる便利なサービスです。指定した時間や場所に、購入代行者が直接届けてくれるサービスには、一般的な通販で買い物をする以上の安心感があります。

利用者の側から見れば、生活必需品を切らさずにすむ心強いサービスであり、事業者側にとってはニューノーマル時代に向けて、成長が期待できるサービスのひとつといえるでしょう。買い物代行とは無縁の業種からの新規参入が増えていることからも、今後の伸びしろの大きさをうかがわせます。





著者プロフィール

著者アイコン
FoodClip
「食マーケティングの解像度をあげる」をコンセプトに、市場の動向やトレンドを発信する専門メディア。月1-2回配信されるスロー・ニュースレターにぜひご登録ください。