ハウス食品、キッチンカー出店支援の新規事業を提供開始

ハウス食品、キッチンカー出店支援の新規事業を提供開始

コロナ禍で大きな影響が生じている外食産業。中小事業者、大手チェーンともにさまざまな対応が進むなか、ハウス食品グループが新規事業としてキッチンカープラットフォーム「街角ステージweldi」のサービス提供を開始しました。コロナ禍以前から検証を進めていたというこのサービスが生み出す価値とは?

キッチンカーの参入障壁を下げる
外食事業者支援×遊休地活用

ハウス食品グループ本社株式会社が2021年3月3日より正式提供を開始したのは、飲食事業者と遊休地を持つスペースオーナーとをつなぐ、キッチンプラットフォーム「街角ステージweldi」。


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飲食事業者のキッチンカー導入から運営までに必要な要素をワンストップで提供することで、従来の「費用」「場所」「時間」のハードルを解消し、新型コロナウイルスの影響で店舗型営業に打撃を受けている飲食事業者への支援となります。また、初期費用をかけずに、必要最小限の人件費で外食事業を始められることから、新規参入希望者に対する参入障壁を下げることにもなります。


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また、キッチンカーで出店するための場所として「遊休地」を活用。スペースオーナーから提供された個人宅の駐車場、店舗の軒先や駐車場、商業施設の屋外イベントスペースなどで出店場所を確保し、「街角ステージweldi」を通じて事業者とマッチング。スペースオーナーにとっては、現状使用していない「遊休地」を活用したマネタイズにつながります。

もちろん利用者にとっても、コロナ禍でのランチ難民化や、在宅勤務でのメニューマンネリ化の解消ができます。


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コロナ禍以前より検討。
ニューノーマル時代の新たな外食業態に

ハウス食品によると、本サービスは、飲食店の生産労働人口の減少、都内の家賃の上昇などから閉店件数が増加傾向にあるなか、外食業界のビジネス構造そのものを変える仕組みを提案する必要性を感じ、2019 年9 月から事業可能性の調査検証(フィジビリティテスト)をおこなっていたもの。

その際は、平日ランチ時間帯のみでの展開にも関わらず、都内8ヶ所にキッチンカーを設置、46社の飲食事業者が参画し、合計35,000食を販売。調査検証に参画した飲食店の多くは、これまでキッチンカーを長く続けてきた飲食店と遜色ない販売実績となり、正式提供の開始につながったといいます。

2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で前年比84.9%と売上に大きな影響を受け(※) 、各飲食事業者がさまざまな方策を検討しているなか、食卓でも馴染みの深いハウス食品が手掛けるこのサービス。まずは都内数ヶ所での提供を開始し、事業展開を進めていくそうです。


※外食産業市場動向調査 2020年結果報告(一般社団法人日本フードサービス協会):http://www.jfnet.or.jp/files/nenkandata-2020.pdf





著者プロフィール

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ヒガシナオキ
BtoB向けWebメディアを運営する会社に新卒で入社し、大手IT企業のメディアを使ったマーケティング支援に携わる。

2019年、クックパッドに法人向けサービスの営業として入社し、社内の営業管理やマーケ施策を並行して推進する中で「FoodClip」の立ち上げに関わり、2020年よりマーケティング専任に。
FoodClipでの担当領域はマーケティング・フードテック周辺。
休日は劇団をやっています。
https://twitter.com/nao181715