日本初ノンアル飲料専用ECからオリジナルビールが登場

日本初ノンアル飲料専用ECからオリジナルビールが登場

ノンアルコール市場の伸長が叫ばれる中、2020年9月にオープンした日本初のノンアルコール飲料専門ECサイト「MARUKU」が、アルコールフリーのプライベートブランド 「MARUKU AF」を創設し、2種のオリジナルビールを発売しました。

あえて飲酒しないという選択
「ソーバーキュリアス」

健康志向を一つの背景に、世界中でノンアルコール飲料の需要が高まっています。欧米では、意識的・積極的に飲酒をしない生活スタイルを選ぶ人たちを「ソーバーキュリアス」と呼び、関連本が続々と出版されたり、カルチャー誌やファッション誌などで特集が組まれるなど、アルコールに対する新たなスタンスが注目されています。

飲酒に比較的寛容であると言われる日本でも、東京や京都にノンアルコール専門のバーが次々とオープンし、ノンアルコール専門の飲料ブランドも立ち上がるなど、「ノンアル生活」を志向する風潮が生まれています。

日本初のノンアルコール飲料専門ECサイト
「MARUKU」


そうした時勢の中、株式会社MARUKU Companyでは、これまでありそうでなかった日本初となるノンアルコール飲料専門の消費者向けオンラインショップ「MARUKU」をオープン。

サイト内では、輸入・国産を問わず、選りすぐりのノンアルコール飲料を販売するほか、国内で徐々に広がる「ノンアル文化」や、欧米で注目される「ソーバーキュリアス」に関連したコンテンツなども提供しています。

アルコールフリーでありながら
ビール本来のおいしさ

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さらにMARUKUは、プライベートブランドとしてMARUKU AFを創設し、ラガータイプの「MARUKU AF LAGER」と、黒ビールタイプの「MARUKU AF STOUT」の2種を販売をスタートしました。

黒猫をあしらった黄色のキュートなラベルの「MARUKU AF LAGER」は、ライトラガーのほどよいコクと甘味、ホップの苦味が効いた軽やかな味わいが特徴。一方、白猫をあしらった赤黒のラベルの「MARUKU AF STOUT」は、香ばしく深いコクと豊かでクリーミーな泡立ちが特徴で、ホップの香りを抑え、適度な甘みを残しながら、じっくり熟成させているのだそう。

どちらの製品も、北海道・小樽ビール醸造所とのパートナーシップのもとで生産され、小樽ビール醸造所生産の他の製品と同様に、ドイツの「ビール純粋令」に基づき、原材料は麦芽、ホップ、水のみ。その結果、従来のビールテイスト飲料にありがちな雑味が一切なく、アルコールフリー=0.00%でありながらビール本来のおいしさを堪能できるという点で、多くのビール通たちを喜ばせているようです。

「酩酊することなく、ビールのおいしさを楽しみたい」「酔っ払いたくはないが、かと言って、ジュースやお茶では物足りない」そんな今どきの贅沢な要望に応えた製品とも言えます。

MARUKUは「飲酒にしばられない生活」を提案・推奨していく考えだといいます。お酒を飲むことが当然と見なされ、ともすると「大人としての嗜み」にさえなってしまった社会に対し、やんわりと疑問を呈し、お酒のおいしさやお酒にまつわる楽しさを認めた上で、飲酒習慣から解放されたオルタナティヴな(=もう一つの)ライフスタイルを広めていきたいとしています。

さまざまなシーンの選択肢に

ノンアルコール飲料は休肝日にはもちろんのこと、授乳期間中や仕事中のランチ、またドライブやキャンプといったアクティビティシーンなど、さまざまな場面での選択肢としても広がっていきそうです。今後、レジャーやアウトドアに欠かせない飲料として、若い世代を中心にさらに注目が集っていくのかもしれません。





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