
飲料
フードロスパンを使用したクラフトピルスナーが登場
シンガポールのフードテック企業「CRUST JAPAN株式会社」が、まだ食べられるにも関わらず廃棄予定であった日本国内の端材パンを原料として作った「CRUST PILSNER」の販売を開始しました。
SDGsへ貢献できる!CRUST PILSNER
写真のラベルデザインは変更予定
参考:https://ja.crust-group.com/
日本国内のフードロスパンを使用したサステイナブルなピルスナーで、豊かな香りと女性にも好まれる軽やかで香ばしい後味が特徴です。日本アルプスの天然水を使用したこのピルスナーはおいしいだけではなく、飲む事でSDGsへの貢献にも繋がります。
CRUSTの取り組み
CRUSTは、シンガポールを拠点とする食品ロスをアップサイクルするフードテック企業です。
2019年に設立され、2030年までに世界の食品廃棄物を1%削減することをミッションとし、まだ食べられるのに捨てられる予定だった食材をおいしい商品に変換することで、循環を推進し持続可能性を高めることを目指しています。
食品廃棄物を減らすこと。そして、それらをビールやサイダーなどのおいしい商品にアップサイクルすることの両方を責務と掲げ、シンガポールではフードロスのカボチャやキノアからエールビール、バゲットからピルスナービール、みかんやパイナップルから炭酸飲料等のさまざまな余剰食材のアップサイクル商品を生み出し続けています。
ここ日本でも2021年から、まだ食べられるにも関わらず廃棄される予定であったパンや米を再利用し、ピルスナースタイルの発泡酒を作りはじめています。今後もビールだけではなく、炭酸飲料やパンケーキミックスなど、さまざまな商品を国内のフードロスから生み出していく予定だといいます。
おいしいとSDGsへの貢献、このふたつの実現を両立した商品の誕生に今後も期待したいところです。
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